日向市の不動産店長が教える!ペットを飼う前に絶対知っておきたい6つの現実
日向市の不動産店長が教える!ペットを飼う前に絶対知っておきたい6つの現実
こんにちは、しんせい不動産の店長です
「ペットOKの物件ありますか?」
この時期になると、毎日のように聞かれます。特に春から初夏にかけては、新生活にあわせて「ペットと暮らしたい!」というご相談が本当に多いんです。
でもちょっと待って。
「かわいいから」「癒されそう」だけで飼うと、後悔することにもなりかねません。
今回は、不動産屋目線+飼い主目線で、ペットを飼う前に知っておいてほしい“現実”を6つお伝えします!
① 思った以上に「毛」が抜けます
え?この世にこんなに毛が存在するの?というレベルで抜けます。
特に犬猫のダブルコート種(柴犬・スコティッシュフォールドなど)は、換毛期に向かって雪のように毛が舞います。
洋服・ソファ・布団・ご飯の中・鼻の中(!?)まで毛が侵入。掃除機が親友になります。
しかもこれ、想像の5倍は多い。
犬をお迎えする前は、YouTubeでペットの動画を見まくって、イメトレ完璧!…のつもりだったんですが、
「まあ毎日ブラッシングしとけば余裕でしょ?」くらいのノリだった私、最初はちょっとパニックになりました
それまで悠々自適な一人暮らしおじさんだったので、
突然現れた“毛の嵐”に「え…これいつ終わるの…?」とフリーズ。
割とすぐ慣れましたけど、最初のうちはマジで「どうしよう…(困惑)」ってなってましたね(笑)
しかもさらに困ったのがルンバ問題。
お迎えする前は「ルンバ様」だけで全然いけてたのに、犬の毛が絡まりまくって全然吸えない!
ルンバが毛玉を抱えて走り回る日々が続いております…。
② 旅行や外泊が「気軽にできない」
最近はペットホテルも増えてますが、1泊3000~5000円が相場。しかも予約が埋まってることも。
特にうちの看板犬もみじは、柴犬あるあるで「飼い主以外にはガルガル」系。
一度、両親が手を出して流血沙汰に…(すみません)。
しかも超絶ビビり体質なので、ペットホテルに預けたらガクブルが止まらず、なんとそのまま失禁…。
お店的にはもちろんOKなんですが、この子にとってのストレスが強すぎると思うので、ご自宅やご家族で見られた方がいいかもですよ...。
と言われてしまったり。いや~ホテル問題、ほんと困る。
③ ペット可物件でも「全部OK」じゃない
「ペットOK=何でもOK」ではありません!
・猫NG
・中型犬以上NG
・多頭飼いNG
など、条件付きOKの物件が多いのが現実です。
ペット可で絞ったとたん、物件数もガタッと減っちゃいますし。
④ 壁・床のダメージ問題
爪とぎ・おしっこ・飛びつき癖など、ペットによる室内ダメージはどうしても出てきます。
退去時のクリーニング費用が通常より高くなることもよくあります。
ちなみに看板犬もみじの子犬時代――
- クッションフロアを食いちぎる(どうやって!?)
- ゲームのコントローラーを破壊しまくる
- 留守番中に暴れて事務所のドアをかじる
- 発覚する度にゴルァアアアアア!!!!つって発狂してましたけど、これは子犬の時特有だったような。
- 今ではイタズラ全くせずにおもちゃでだけ遊んでますね。今考えると子犬時代のイタズラも愛おしい...。なんであんなに叱りまくってたのか...。すまんやでモミジ....。
⑤ 「音」が問題になることも
ワンちゃんの鳴き声や、猫ちゃんの運動会。
とくにアパートや木造物件では響きやすいです。
うちのもみじは、留守番するとずーーーーっと発狂タイプです。
「鳴かないから大丈夫~」は、あまりあてになりません。
飼ってから“豹変するパターン”もあるので、要注意です。
実際にもみじ、人がいるとほぼほぼ鳴きません。
自宅で1匹置いていかれた瞬間、発狂スイッチオンです(オンすな)。
あと、結構多いんですが、ペット可アパート内で、ボール投げ遊び。
犬、大好きですよね。ただ、いくらペット可のアパートマンションでも、夜間にやっちゃうと結構響くものです。
⑥ 想像以上に「お金がかかる」
ペットを飼ううえで、実は一番見落とされがちなのがお金の問題。
毎日のエサ代・ペットシート・トイレ用品・おもちゃなど、
「え?これってこんな高いの?」ってなることがよくあります。
特にオヤツ、びっくりしますよ。
是澤のオヤツ、エメマンの何倍もします(でもすぐかっちゃう)。
加えて、
- 年1の狂犬病ワクチンや混合ワクチン
- ノミダニの予防薬
- ペット保険の保険料
- そして「もしも」のケガや病気の医療費
これ、積み重なるとかなりの出費です。
月々の支出に「ペット費用」という項目をきちんと作って、
計画的に、責任を持って飼育することがとても大切ですね。
まとめ|それでも、ペットとの暮らしはサイコー!

おなか撫でられ待ちのうちの愛犬
ここまで結構デメリットっぽいことばかり並べましたが…
ぶっちゃけ、全部ノーダメージです。
なぜなら、かわいいから!!(大声)
毛が抜けようが旅行に行けなかろうが、ドアをかじられようが、
こっちを見てしっぽを振られるだけで「おうふ…か...かわいい...」ってなります。
私は今、人生で一番充実した同居生活を送っております(独身おじさんまっしぐら)
もうね、たまらんですよ。
夜寝るときなんて、テレビ消す、電気消す、寝室に移動すると同時に、
もみじもスッと起きて、私のベッドにシャッと飛び乗ってきます。
出社するときも、「イクヨ」とか「ノッテ(車に)」とかで通じるんですよ。
実際に飼ってみて、「え?犬ってここまで意思疎通できるんか!」って驚きました。
愛すべきおじさんと犬のルーティン生活、サイコーかよ。
もちろんサイコーな生活であることは間違いないけど、
最初は本当に、自分のリサーチ・情報不足から戸惑ったのも事実です。
だからこそ、軽い気持ちではなく、しっかり覚悟をもって、最後まで一緒に暮らす。
その準備を、住まい選びの段階から始めてもらえたら、
あるいはこのブログが少しでもその助けになれば、嬉しいなと思っています!
